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歩行困難による車椅子生活のご利用者さま(訪問マッサージ)


下記のような疾患ならびに症状のあるご利用者さまが当社施術をご利用いただいています。同じ疾患や症状でお悩みの方にとって少しでもご参考になれば幸いです。

【ご利用者】

87歳女性 / 施設入居者(グループホーム)

【傷病・症状】

右上腕骨近位部術後・右肘関節拘縮・右下垂手(橈骨神経麻痺)

【紹介元】

施設長(グループホーム)

【紹介経緯】

弊社では機能訓練や日常生活動作訓練にも対応しており、Dr.からのお勧めもあり弊社にご紹介いただきました。

【症状】

右上肢は殆ど動かすことが出来ず、他動的に動かすと痛みが出現しておりました。日常生活は車椅子での移動を中心に過ごされており、ベッド⇔車椅子への移乗は施設職員さま2名で行っている状況です。下肢の筋力低下、両膝関節部の伸展制限も確認できるため、歩行は困難な状況でした。。

【家族または施設の要望】

施設入居時は歩行は出来ていたのですが、運動不足ならびに下肢筋力低下により歩行困難になってきているので、リハビリ環境を構築して運動するきっかけを作り、将来的には再び歩行できるような状態にまで回復させて欲しい。

~初療日から1年後の経過~

はじめに取り組んだ施術内容としては、膝関節部及び右上肢の関節可動域の拡大、下肢筋力の最大出力を発揮できるようにする運動(仰臥位での下肢関節可動域や各関節部の柔軟性を向上させるための運動)を行いました。

施術にも慣れていただき、歩行練習も徐々に追加していきました。当初は居室内で歩行練習を行っておりましたが、施術を重ねる毎に歩行距離も増大し、廊下まで歩行できるまでに至りました。

歩行時の介助については、介助者にかかる荷重が徐々に減少し、自身の下肢筋力で支えられるようになっています。また、移乗動作についても施設職員さまの介助人数を減らして対応できるようになりました。

施術回数)週4回程度のペース ~施設さまのご希望により~

【今後の目標】

更なる歩行距離の増大による日常生活動作の改善を目標にしており、ご本人も外で散歩がしたいと前向きなお声をいただいておりますので、今後もご一緒に取り組んでいきたいと思います。

*症例について同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。この症例は当社の経験からご紹介しているものであり、マッサージの一般的な効果を意味するものではありません。

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