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脊髄損傷後遺症・右大腿骨頚部骨折

下記のような疾患ならびに症状のあるご利用者さまが当社施術をご利用いただいています。同じ疾患や症状でお悩みの方にとって少しでもご参考になれば幸いです。

【利用者情報】

70代男性 / 施設入居者(介護付有料老人ホーム)

【傷病・症状】

脊髄損傷後遺症・右大腿骨頚部骨折

【紹介元】

ケアマネジャーさま(介護付有料老人ホーム)

【紹介経緯】

当社の施術はマッサージだけではなく、お身体に合わせた運動療法も含めた施術を行っているため。

【症状】

脊髄損傷後遺症により四肢に痺れの訴えあり。歩行器を使用して歩行していたが、2年前に右大腿骨頚部骨折により入院後歩行困難になり、車椅子での生活を中心となっている。下肢の筋力低下が著しく、筋肉も筋緊張(弾力が少なく硬くなっている状態)があるため、下肢の動きがあまり円滑ではない。

【主訴】

ご本人:マッサージで凝りをほぐして、身体を少しでも楽にしてほしい。

施設ケアマネジャー:

① 以前はトイレなどの基本動作を一人で行えていたので、そのレベルまで回復させてほしい。

② 施設では運動する機会が少ないので、マッサージに加えて運動も行うことで下肢の筋力を維持してほしい。

~初療日から1年後の経過~

施術内容)全身マッサージに加えて、ストレッチなどの運動やベッド⇔車椅子への移乗動作の練習。立ち上がりまたは立位保持の練習。

施術回数)週3回程度のペース

最初は硬くなっていた下肢の筋肉も徐々に柔らかくなり、動かせる範囲も広がりました。また、ベッド⇔車椅子への移乗も介助が不要になり、歩行器を使用して施設内廊下を約20m程度歩行できるようになりました。施設職員さんも3年ぶりに利用者さんが歩かれている姿を見て非常に驚いており、すれ違う職員さんに「頑張ってね。」と声をかけてもらうと利用者さんもとても嬉しそうに微笑んでおり、それがご利用者さんのやる気に繋がっていると感じています。

【今後の目標】

トイレに行かれた際の衣服の着脱(ズボンの上げ下げ)や身体の方向転換に課題があり、利用者さんも新たな目標として、「自分でトイレに行けるようになりたい!」との前向きな声を頂いておりますので、一緒に目標に向かって取り組んでいます。

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