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脳梗塞後遺症 (左半身麻痺)

下記のような疾患ならびに症状のあるご利用者さまが当社施術をご利用いただいています。同じ疾患や症状でお悩みの方にとって少しでもご参考になれば幸いです。

【ご利用者】

80代男性 / 在宅(奥さまと二人暮らし)

【傷病・症状】

脳梗塞後遺症(左半身麻痺)

【紹介元】

ケアマネジャーさま(居宅介護支援事業所)

【紹介経緯】

居宅介護支援事業所の責任者さまからの口コミ

【症状】

左半身麻痺により歩行時やトイレの際につまずきやすい。また、上肢は肩が少し開く程度のため衣服の着脱が難しい。肘は90度に屈曲し、肘から末端部にかけて自分で動かすことはできない。肩関節に多少の可動域制限はあるものの肘や手関節部に拘縮はみられない。

【主訴】

左上肢の痛み、(身の回りのことで家族に迷惑を掛けたくないので)麻痺側の疼痛改善ならびに現在の生活レベルの維持

【家族の要望】

せっかちな性格なので、動作が急で転倒の危険があり不安。麻痺側(特に左上肢)の動く範囲が大きくなることで少しでも介護負担の軽減に繋げて欲しい。また、家での生活だと寝てばかりなので少しでも運動も行ってほしい。

~初療日から1年後の経過~

施術内容)全身マッサージや麻痺側を中心に関節を動かす運動法など

施術回数)週3回程度のペース

最初は麻痺側左上肢(前腕部・上腕部・手掌部)の筋肉が固くなっており、自分で動かすことは難しい状況(握力はゼロ㎏)でしたが、現在は肩関節部の動かせる範囲も広がり、肘関節部の曲げ伸ばしが行えるようになり、更衣の際にご家族の介助が不要になりました(握力測定で7㎏まで回復)。

また、下肢の運動(つま先立ちや片足立ち・ゴムチューブを使用してお身体に合わせた負荷の運動)も行い、歩行時の転倒予防だけでなく筋力の維持まで行えている状況です。ご家族からも麻痺側である左上肢が動かせるようになり、ご本人もできることが増えた分新たな悩みややりたいことが見つかり、積極的に運動やセルフトレーニングを行うなど気持ちも前向きになり、日常生活で笑顔が増えたとのお声をいただいております。

【今後の目標】

生活スペースから離れた位置にあるテレビのリモコンを左上肢で引き寄せたり、「左上肢を使用して湯呑で飲んでみたい」などの目標をご本人から確認しておりますので、新たな目標に向かって一緒に取り組んでいます。

*症例について同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。この症例は当社の経験からご紹介しているものであり、マッサージの一般的な効果を意味するものではありません。

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